審判買収疑惑のバルセロナ、暫定的に今季のCL出場が許可…調査は継続

[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)への出場が危ぶまれていたバルセロナだが、暫定的に出場が認められることになりそうだ。スペイン『アス』が伝えた。

事の発端は、“ネグレイラ事件”と呼ばれる審判買収疑惑にある。バルセロナは、2001〜2018年にかけ、当時のスペインサッカー連盟で審判委員会の副委員長を務めたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏と同氏保有の会社に総額840万ユーロ(現レートで約12億8500万円)の支払いがあったとされている。

この疑惑を受け欧州サッカー連盟(UEFA)が調査を開始。その調査は現在も続いているが、2023-24シーズンのCLには暫定的に出場できることになるという。

バルセロナはこの疑惑を完全に否定しているが、大きな問題となっており、真実が明かされることが待たれている。新シーズンは出場が認められたが、今後処分が下される可能性をUEFAは持ち続けることになるという。

バルセロナはこの件について、「コーチングスタッフが必要とする情報を補完する目的」でビデオの編集のため、「外部の技術コンサルタント」として支払っていたことを認めたが、ラ・リーガの20クラブのうち18クラブが大きな懸念を表明する声明を発表していた。

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