【ワシントン共同】米バイデン政権は27日、米国で続く猛暑への新たな対策を発表した。農業や建設などの労働者を守るため警報を出し、雇用者への指導を強化、安全策を徹底する。天気予報の精度を高め、干ばつ対応のため貯水設備も増強する。
バイデン氏はホワイトハウスで演説し「原野火災の煙は何千マイルもたなびき、記録的高温は1億人の国民に影響している。マイアミ沖の海に入れば風呂のようだ」と語り「気候変動の影響は、もはや誰も否定できない」と強調。気候変動対策の大規模投資に反対した野党・共和党を批判した。
米国では一部地域で気温が50度を超えた。暑さに関連した国内の死者は年600人以上に上る。