病院再編 跡地利用策で「医療・介護・福祉」などの機能整備を提案 地域懇話会開催 県立広島病院 

広島都市圏の病院再編に関する地域の懇話会が開かれ、県立広島病院の跡地は、医療や介護などの機能を備えたまちづくりをする案が示されました。

広島市南区の県立広島病院は、7年後に解体が予定されています。

地域懇話会には、広島市南区の社会福祉協議会の会長らが出席しました。

県は、跡地利用の方向性として、地域住民から要望が上がっていた「医療」や「介護」「福祉」のサービスが受けられるほか、「賑わい」「健康づくり」「子育て」などの機能も備えた、複合的なまちづくりをするイメージを示しました。

広島県 健康福祉局 福永裕文 医療機能強化担当部長
「医療を中心にして、その周辺にどういった機能を置くかというのは、ここは民間のアイデアを募集することになろかと思います」

出席者
「まずは医療機関がどんなものができるのか、それを具体的に示していただけるのか」
「県病院があるからここに住んでいるという人もたくさんいるので(跡地の医療機能は)それに近づけていくような形で考えてもらいたい」

広島県の構想では、県立広島病院などを統合して広島市東区の「二葉の里」地区に新しい病院を設置し、2030年ごろの開院を目指すということです。

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