“侵略的外来種ワースト100”アルゼンチンアリが愛媛初確認 “不快害虫”の異名も

愛媛県新居浜市の新居浜港とその周辺で、特定外来生物に指定されている「アルゼンチンアリ」が県内で初めて確認されました。

県によりますと24日、県生物多様性センターと市が定期的に実施している、同じく特定外来生物である「ヒアリ類」の確認調査で、アルゼンチンアリと疑われる働きアリ19匹を発見したということです。

翌25日にも同じ場所で調査をしたところ、新たに働きアリ65匹を発見し、同定の結果、アルゼンチンアリと確認されたということです。

発見されたアルゼンチンアリは既に殺処分されたほか、生態系への影響を防ぐため発見場所に殺虫餌を設置したということです。

アルゼンチンアリは、南アメリカを中心に世界各地に生息していて、定着すると在来種を駆逐し、生態系を破壊するおそれがあることから、日本では「侵略的外来種ワースト100」にも指定されています。

一方で毒性はなく、咬まれても人体への直接的影響はないものの、家の中に侵入して食べものに群がったり、寝具にもぐりこんで咬んだりする習性があり、いわゆる「不快害虫」とも呼ばれています。

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