県をあげた応援態勢構築へ プロ野球2軍球団創設目指す企業が県・市と連携協定締結 静岡市 28日

静岡市を本拠地とするプロ野球2軍球団の設立を目指す企業が、静岡県や静岡市と連携協定を結びました。

県や静岡市とプロ野球球団創設に向けた連携協定を結んだのはハヤテグループの子会社の「ハヤテ223」です。ハヤテグループは東京都を拠点に成長企業の支援事業などを行う会社で、2022年、静岡市清水区の清水庵原球場を本拠地に「2024年春のプロ野球参入を目指す」と表明していました。28日、県庁で行われた締結式には川勝知事と難波市長、ハヤテ223の杉原行洋社長が出席し、協定書に署名しました。

(ハヤテ223 杉原行洋 社長)

「静岡市のみなさまを大切にしつつ」「東は熱海から西は湖西までオール静岡で静岡県民に愛されるような球団を目指していきたいと思っている」

今回、協定を結んだことで、球団創設に向けて県をあげた応援態勢の構築や、県の施設である静岡市の草薙球場や沼津市の愛鷹球場などを使用することが可能になります。一方で、「ハヤテ223」は、まだ球団をもっておらず、今後どのようにチームを編成をしていくかが注目されています。

(ハヤテ223 杉原行洋 社長)

「まずは公募申請を勝ち抜かなければいけない、その後のチーム編成については」「躍動感を感じれるようなチーム編成にできたらな」「願わくば地元出身の選手のみなさまにもう一度NPBを目指す、あるいはこれからNPBを目指す若者が集まるチームにできたらなと思います」

「ハヤテ223」は、プロ野球ファームリーグへの新規参加に向けたNPB=日本野球機構への申請を7月31日に行う予定です。新球団は審査を経て11月のプロ野球12球団のオーナー会議で正式に決定する予定となっています。

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