NPT準備委派遣 ナガサキ・ユース代表団 学びを吸収、共有したい

訪欧を前に意気込みを語るナガサキ・ユース代表団の梶さん(中央)=長崎大

 7月31日にオーストリア・ウィーン市で開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議第1回準備委員会に派遣される「ナガサキ・ユース代表団」の11期生7人が21日、長崎市文教町の長崎大で記者会見し、現地での活動内容や抱負を語った。
 代表団は県と長崎市、同大で構成する核兵器廃絶長崎連絡協議会が、国内外での平和活動に意欲がある県内の学生を毎年選んでいる。11期生は長崎大生6人と活水女子大生1人で、今回は大石賢吾知事や鈴木史朗長崎市長もウィーンを訪問する。
 代表団は同準備委を傍聴し、各国の政府関係者や国際機関、NGO関係者と交流する予定。同準備委の参加者と平和をテーマに話し合い、それぞれが考える「平和」について紙に書いてもらう書道イベントを現地で開く。
 リーダーで長崎大多文化社会学部3年の梶立人さん(23)は「国際会議で核廃絶に向けて前線で働く人から学びを吸収し、ほかの人に共有していきたい」と意気込みを語った。
 21日は鈴木市長、大石知事、河野茂同大学長の元も訪問した。

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