ディズニーランドより...日本一広い「道の駅」 そこは“シルバニアの森” 年間355万人来場 道の駅みぶ

「みぶハイウェーパーク」(中央)を核とした道の駅みぶ=ドローンから(町提供)

 北関東自動車道壬生パーキングエリア(PA)に隣接する国谷の「道の駅みぶ」。栃木県壬生町と県の4施設で構成され、敷地面積は約52.4ヘクタールで道の駅としては日本一の広さを誇る。壬生PAは昨年、自動料金収受システム(ETC)専用のスマートインターチェンジ(IC)の新たな候補地に選ばれ、町内で誕生した人気玩具「シルバニアファミリー」のモニュメントも今年設置された。新たな可能性が広がる“シルバニアの森”を紹介する。

 道の駅みぶは県道羽生田上蒲生線沿いにある。町営の交流拠点「みぶハイウェーパーク」の2009年の開業に合わせ、町は「町おもちゃ博物館」「町総合公園」と、県営の「とちぎわんぱく公園」の計4施設を道の駅として国土交通省へ申請し、認可された。

 広さは東京ドーム11個分に相当し、東京ディズニーランドよりも広い。北関東自動車道壬生PAと県道の両側から利用可能で、町総合公園を除く来場者は年間355万人に上るという。

 一方、わんぱく公園などが道の駅みぶに含まれていることはあまり知られていない。今後スマートICが設置されることも視野に入れ、町は年間約250万人のハイウェーパーク来場者を、おもちゃ博物館やわんぱく公園へ誘導し、高速道路と都市公園などを結んだ新たな観光エリアとして活性化させたい考えだ。

 3月にはハイウェーパークに、道の駅全体の施設情報などを発信するデジタルサイネージ(175センチ四方)を設置。さらに玩具メーカーのエポック社(東京都台東区)の協力を得て、町内で製造された人気キャラクター玩具「シルバニアファミリー」の「おでかけファミリーカー」「ショコラウサギの家族」のモニュメントや、町特産イチゴとシルバニアがコラボレーションした駅名看板も設置した。

 町商工観光課の出井透(いでいとおる)課長補佐は「道の駅にはシルバニアファミリーが住んでいるような広大な森がある。夏休みに施設見学や自然の中でピクニックを楽しんでほしい」と話している。

道の駅みぶの地図

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