休耕田ヒマワリ咲き誇る 黒部・前沢、200万本が順次

見頃を迎えた休耕田のヒマワリ=黒部市本野

 黒部市前沢地区の休耕田を活用して植えられたヒマワリが29日、見頃を迎えた。地区の計約10ヘクタールで栽培され、本野集落にある布施山会館前の約1万本が畑一面に咲きそろった。8月中旬にかけて一帯の約200万本が順次満開となり、富山湾を望む丘を黄金色に染める。

 農業関係者や有志が中山間地活性化団体「黒部ファーストペンギンプロジェクト」を2月に結成。宮沢、枕野、本野、中山の各集落に植えた。布施山会館前の約12アールでは、搾油もできる品種「春りん蔵」を育てた。家族連れらが訪れ、眺めを楽しんだ。

 スーパー農道沿いの枕野の畑、十二貫野(じゅうにかんの)湖近くの中山の畑付近には臨時駐車場が設けられている。市は8月5、6、11日、無料シャトルバスを運行する。

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