空の大輪、花火大会で暑気払い 米沢、遊佐

約6000発の花火が夜空を彩ったよねざわ大花火大会=米沢市・松川河川敷

■米沢・新たな大会、市民魅了  第1回よねざわ大花火大会が29日夜、米沢市の松川河川敷で開かれ、約6千発が夏空を彩った。

 毎年同時期に開かれていた東北花火大会に代わるイベントとして「米沢四季のまつり委員会」が実施。訪れた大勢の人々を、NHK大河ドラマ「天地人」のオープニングテーマや人気音楽ユニットYOASOBIの曲「アイドル」に合わせたスターマイン、花火師のこだわりが詰まった「芸術花火」などで多彩に魅了した。

 東北花火大会は2020、21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、昨年は主催企業の倒産により実施されなかった。新たな花火大会として市民や市内事業所などの要望を受けて開催した。

■遊佐・3000発、海辺を彩る  遊佐町民花火大会が29日、同町の西浜海水浴場で開かれ、約3千発の大輪が海辺を彩った。

 夏の定番曲や流行曲に合わせ、スターマインやキャラクターをかたどった花火が次々と打ち上げられると、大きな歓声が上がった。周辺では「出羽二見」「十六羅漢岩」のライトアップも行われており、多くの人がこの日だけの絶景を写真に収めようとカメラを構えていた。

 町や観光関係者でつくる実行委員会が「ゆざ町夕日まつり」の一環として開催。会場にはフードトラックや露店が立ち並び、よさこいソーランの演舞や太鼓演奏もあった。

約3000発の大輪が夜の海辺を彩った=遊佐町

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