大石田町の「スイカオーナー」による収穫イベントが29日、同町豊田の深堀ふれあい農園で始まり、参加者は大玉の収穫を楽しんだ。
生産者の芳賀哲雄さん（73）が約50アールの畑で栽培した。同農園は3年前の豪雨で壊滅的な被害を受けたが、今年は天候に恵まれ、平均7～8キロほどと順調に成長し、糖度も12～13度と申し分ない出来に仕上がった。
30日までの日程で、県内外から計約450人の来場を見込む。初日は約220人が訪れた。オーナーは2個収穫でき、1個おまけが付く。参加者は丸々と実ったスイカを収穫すると、大事そうに抱えて段ボールに収めた。家族で訪れた寒河江小5年の武田澪奈（れいな）さん（11）、同3年の侑奈（ゆうな）さん（9）姉妹は「大きなスイカが採れた。家で待っている家族もきっと喜んでくれるはず」と笑顔を見せた。
