マンチェスター・ユナイテッドのオフィシャルユニフォーム・サプライヤーであるアディダスが、元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドに関する一部報道を受け、声明を発表した。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。
ユナイテッドで大きな期待を寄せられていたグリーンウッド。しかし、2022年1月にオンラインで流出した画像や動画をめぐる疑惑の中、元恋人に対するレイプ未遂、支配的・強制的な行動への関与、暴行の罪で逮捕・起訴されていた。
しかし、グレーター・マンチェスター警察(GMP)は今年2月、グリーンウッドに対する刑事訴訟手続きが打ち切られたと発表した。
この起訴取り下げを受け、グリーンウッドのキャリア再開が可能となったが、ユナイテッドはクラブ独自の内部調査を継続中。現時点でも謹慎処分が続いており、同選手はプレシーズンのアメリカツアーにも選出されず。今月初めには、元チームメイトであるスウェーデン代表FWアンソニー・エランガ(現ノッティンガム・フォレスト)と一緒にドバイでトレーニングしている姿が確認されていた。
そのグリーンウッドに関してイギリス『サン』は、クラブとオフィシャルユニフォーム・サプライヤーのアディダスが、グリーンウッドの復帰について極秘会談を行い、アディダス側が前向きな姿勢を見せていると報道。今後数週間以内に同選手の処遇を決定する見込みで、ユナイテッドでのキャリア再開の可能性が開けてきたと主張していた。
しかし、アディダスは今回の『サン』の報道が「不正確」で「憶測」に近いものであるとの声明を発表した。
アディダスのスポークスマンはイギリス『デイリー・スター』で以下のように語っている。
「メディア内での不正確で憶測的な報道を受けて、アディダスがマンチェスター・ユナイテッドとスカッドのメンバーに関していかなる話し合いも行っていないことを明確にすることが重要です」
「私たちはチームのメンバーやクラブのスタッフに関するいかなる決定にも関与しません」
