大輪2000発、海王丸彩る 富山県射水市で富山新港花火大会

帆船海王丸と新湊大橋の上空を彩った大輪の花火=海王丸パーク(多重露光)

 第57回富山新港花火大会が30日、富山県射水市海王町(新湊)の海王丸パークで開かれた。帆船(はんせん)「海王丸」がライトアップされる中、2千発の大輪が夜空を染めた。

 午後8時に始まり、打ち上げ花火のほか、海面で花火が半円状に広がる「水中スターマイン」などベイエリアの景観を生かした演出で来場者を魅了した。新湊大橋から海面へ幅320メートル、落差40メートルの光のシャワーをつくる「ナイアガラ花火」も披露した。

 パーク内の日本海交流センター屋上に有料観覧席が初めて設けられ、利用者はゆったりとした空間で夜空を見上げた。

 市や射水商工会議所、市観光協会、北日本新聞社などでつくる実行委員会主催。

© 株式会社北日本新聞社