防災学び、命守る技術習得で目指せ「消防マイスター」京都で子ども向け講習

消防士に手伝ってもらいながら、放水を体験する児童(京都府久御山町消防本部)

 夏休み中の子どもたちが地域防災の大切さを学び、命を守るための技術を習得する「久御山町消防マイスター講習会」が、京都府久御山町島田の消防本部であった。参加者はロープ渡りや放水体験などに挑戦し、防災への意識を高めた。

 講習会は、児童たちに熱中症への注意を促し、消防士や消防団の活動に興味を持ってもらうことなどを目的として開かれている。

 初回は小学5、6年生を対象とした2級の講習会で、町内の5年生の家族3組が参加した。熱中症になったときなどの応急手当ての方法を学んだほか、自動体外式除細動器(AED)や消火器の使い方を消防署員らから教わっていた。

 佐山小学校5年の男子児童(10)は「放水体験は思った以上にホースが重かったけど、楽しかった」と話していた。

 8月5日は中学生対象の1級講習会がある。申し込みは同消防本部予防課075(631)1515。

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