京都・京丹波で取り組むカーシェアの実態を知る 地域活性のヒントに

竹野活性化委員会の取り組みについて質問する佐濃地区の自治会役員ら(京丹波町高岡・「京都・丹波食彩の工房」)

 京都府京丹後市久美浜町の佐濃地区の自治会メンバーが、京丹波町竹野地区の「竹野活性化委員会」を視察に訪れた。住民交流サロンの運営やカーシェアリングなど、竹野での取り組みを通して、地域活性化に向けた活動を長く続けるヒントを聞いた。

 両者の交流は、2014年、地域サロンを先駆けて運営していた佐濃自治会を同委員会が訪問し、ノウハウを学んだのを機に続いている。今回は同自治会の24人が、同町高岡の「京都・丹波食彩の工房」で行われている「竹野サロン」を訪れた。

 同委員会は竹野地域のPR動画やスライドショーで活動の概要を紹介。近年、移住者が増加傾向にあることや、カーシェアの実態についても説明した。徳岡信男副代表は「自分たちができる範囲で、無理なく活動してきたことが、10年間続けてこられた要因」と、これまでの活動を振り返った。

 自治会の森本賢一郎事業推進部長は「取り入れたい事業もあり、とても勉強になった。今後も交流を続けていきたい」と話した。

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