老人クラブの改善策考える 悠友クラブ滑川が富山国際大で講義

柿澤会長から老人クラブの現状について話を聞く学生

 悠友クラブ滑川(旧滑川市老人クラブ連合会)は、富山市願海寺水口の富山国際大呉羽キャンパスで特別講義を行った。学生に老人クラブの現状や課題を知ってもらうのが狙いで、今後の在り方や改善策を一緒に考えた。

 悠友クラブ滑川の柿澤清喜会長が講師を務め、社会福祉士を目指す子ども育成学部の3年生19人が参加した。

 柿澤会長は老人クラブの役割や活動内容を紹介。会員の高齢化に伴う役員のなり手不足や、地域のつながりが希薄化していることが現状の課題と指摘した。学生に対して「新しいアイデアを提案してほしい」と呼びかけた。学生はグループに分かれて改善案を話し合った。

 悠友クラブ滑川と同大は今後、クラブ活動の見学やフィールドワークなどを行っていく。

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