ハリー・スタイルズ、【Love On Tour】を通じ数十の慈善団体のために9億円以上の寄付金が集まる

ハリー・スタイルズが2年にわたり開催したグローバル・ツアー【Love On Tour】を通じ、世界中の数十の慈善団体のために650万ドル(約9億2,700万円)以上の寄付金が集まったことが、彼のチームの発表により明らかになった。チャリティの目的はリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)、環境保護、銃器の安全な取り扱いなど多岐にわたる。

この寄付金は、2021年9月から欧州、北米、オーストラリア、アジア、ラテン・アメリカで開催された173公演で集められ、その内のいくつかは米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンやロサンゼルスのザ・フォーラムといった象徴的な会場での短期常設公演として行われた(この2会場には、【Love On Tour】の15回連続公演を記念したバナーが梁に常設されている)。数週間前の時点でこのツアーは総額5億9,030万ドル(約823億円)以上を稼ぎ出し、米ビルボード・ツアー・チャート“Billboard Boxscore”によれば歴代4位の興行収入を記録している。

【Love On Tour】によって恩恵を受けたチャリティ団体には、Planned Parenthood、Choose Love、Physicians for Reproductive Health、Rebuild Foundation、REVERB、Black Voters Matter Fund - Capacity Building Institute、The Afiya Center、International Rescue Committee、Intermission Youth、Save the Children、CARE、Every Town for Gun Safetyなどが含まれている。

7月22日にイタリアのレッジョ・エミリアで行われた完売のフィナーレ・パフォーマンスで正式にツアーを締めくくったハリーは、感動的なスピーチでファンに感謝した。公演の終わりの方で彼は、「今夜ここにいる君たちは、僕のために特別にしてくれたかったんだよね。毎晩僕のために特別にしてくれているよ。みんなが作ってくれた雰囲気、作ってくれた家族、作ってくれたこの安全な空間……その全てに感謝したいです」と述べた。

最終公演のあと、3度の【グラミー賞】受賞者である彼は、ツアーでのファンの最高の瞬間を収めた温かい動画を自身のインスタグラム・ストーリーズで公開し、「時期が来たらまた会おう」と約束し、「Treat People With Kindness(人に優しくしようね)。君たちが知っている以上に愛しているよ」と付け加えた。

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