美肌の大敵“シミ”は絶対作らせない!今すぐできる「スキンケア&インナーケア」まとめ

「日焼け止めをしっかり塗ったはずなのに、いつの間にかシミが……!」

紫外線の強い季節につきものなのが、シミのお悩み。頬や目元など、目立つ場所にシミができると気になってしまいますよね。

今回はシミ対策に必須のスキンケアと、インナーケアについて解説します。この記事を参考に、太陽の輝く季節もシミをおそれずアクティブに過ごしましょう!

シミができるメカニズム

シミの原因として、とくに重要なのが紫外線。紫外線が肌にダメージを与えてメラニンという黒色色素が生成されます。

メラニンは紫外線から細胞を守る役割を果たし、ターンオーバーで古い細胞とともに肌の表面から剥がれ落ちていきます。しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れると、メラニンがなかなか排出されずにシミの原因となるのです。

さらに、乾燥肌だと肌に備わっているバリア機能が低下して、紫外線などのダメージを受けやすくなります。

日々のスキンケアでシミを予防

シミの予防に欠かせない、スキンケアのポイントを解説します。

1.日焼け止めの選び方&効果的な塗り方

日焼け止め選びの基本は、使用シーンに適した強さの製品を使うこと。

散歩程度の日常生活ならSPF10~20、PA++が適しています。屋外レジャーに行くならSPF30以上、PA+++。海に行くならSPF50以上、PA++++を選びましょう。

日焼け止めは、朝に一度塗るだけでは十分とはいえません。昼には塗り直しが必要で、汗をかきやすい日や紫外線の強い日は、とくにこまめに塗り直すのが効果的です。外出先で塗り直すなら、スプレータイプが便利ですよ。

2.シミを作らせないスキンケア方法

肌の乾燥がシミの原因になるため、シミ対策には保湿ケアが重要です。より効果的にシミ予防をしたいなら、美白化粧品を使うのもおすすめ。美白化粧品には、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ成分が入っています。

ただし、肌のターンオーバーに働きかけるには時間がかかるため、即効性は期待できません。毎日の保湿・美白ケアを習慣づけて、長期的な目でシミ対策をしていきましょう。

シミ対策は内側からのケアも重要

1.ビタミンC・E・Aなどの栄養素を摂る

抗酸化ビタミンであるビタミンC、E、Aを積極的に摂りましょう。

これらの抗酸化ビタミンには、メラニンの生成をおさえたり、活性酸素の作用をおさえてメラニンの生成を抑制する方向に働きかけたりする効果があります。

2.良質で十分な睡眠をとる

質のいい睡眠を習慣づけると、肌のターンオーバーの乱れ解消へとつながります。

睡眠中に分泌される成長ホルモンには、たんぱく質の合成を促したり、血液によって肌に栄養を運んでターンオーバーを促進させる働きがあります。

睡眠時間が短い場合や眠りが浅い場合、成長ホルモンが十分に分泌できないので注意しましょう。

3.飲酒や喫煙を避ける

飲酒や喫煙を控えることも、シミ対策のひとつ。過度な飲酒は肌の老化を早めて、シミやたるみを引き起こします。

また、タバコに含まれるニコチンやタールは老化を早め、シミや肌荒れなどの肌トラブルの原因になります。

シミ対策には漢方もとり入れてみて

シミなどの肌の老化でお悩みの人には、漢方薬がおすすめです。

シミは、紫外線によるダメージや加齢、ホルモンバランスの乱れなどにより、血流が悪くなり肌のターンオーバーが乱れることで、メラニンの排出ができずに沈着することが主な原因であると考えられています。

そのため、シミ対策には、

・肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する
・血流をよくして肌に栄養を与える
・ホルモンバランスの乱れを整える
・水分代謝を促して、老廃物を排出する

などの生薬を含む漢方薬を、体質に合わせて選びます。実際に美容皮膚科などでも、自然由来の治療薬として漢方薬が処方されています。

忙しい毎日、栄養豊富な食事を1日3回摂ることや、スキンケアに時間をかけることが難しいときもあるかもしれません。しかし、漢方薬なら症状や体質に合ったものを服用するだけなので、ムリなく継続することが可能です。

シミが気になる人におすすめの漢方薬

桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)

シミやニキビ、手足の湿疹などに用いられる漢方薬です。血流を改善し、肌へ栄養が行き渡るようにする働きがあります。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

シミやニキビ、しもやけなどに用いられる漢方薬です。血流を改善し、からだを温めることで、肌へ栄養や潤いが行き渡るようにする働きがあります。

漢方薬を選ぶ際には、自分の症状や体質に合ったものを見極めなければなりません。不適切な漢方薬を選ぶと、副作用が出やすくなる場合もあるため注意しましょう。

数多くの漢方薬から適したものを探すには、漢方薬に精通した医師や薬剤師に相談するのが安心です。

「あんしん漢方」のような、オンライン漢方サービスを利用するのもおすすめです。漢方薬のプロがAIを駆使してあなたに合った漢方薬を見つけ出してくれますよ。

スマホひとつで完結し、お手軽価格で漢方薬を自宅に届けてくれるため、快適な漢方習慣を始めることができます。

シミの原因として、紫外線や肌の乾燥、ターンオーバーの乱れなどがあげられます。シーンに応じた日焼け止めを使用したり、抗酸化作用のあるビタミンを摂ってからだの内側からシミに働きかけたりすることも大切です。

肌の老化対策として、漢方薬をとり入れるのもおすすめですよ。専門家に気軽に相談してみてくださいね。

シミの不安を解消して、健やかな毎日を送りましょう!

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師

中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

(ハピママ*/ あんしん漢方)

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