【インド】モンスーン期の雨量、8~9月は平年並み[社会]

インド気象局(IMD)は7月31日、8~9月の南西モンスーン(季節風)によるインド全土の雨量について、「平年並み」との予測を発表した。長期平均(LPA)に定める雨量の「96~104%」に収まる見通しだ。

雨量の分布を3区分(平年より多い、平年並み、平年より少ない)で見た場合、8~9月はヒマラヤ山脈に隣接する北部ヒマチャル州より以北は平年並み。北部ウッタルプラデシュ州や中部マディヤプラデシュ州、チャッティスガル州など北部の東部から中央部の東部にかけては平年より多くなる見通し。一方、アラビア海を望む西部マハラシュトラ州やグジャラート州、ラジャスタン州など中央部の西部、アンドラプラデシュ州南部とケララ州など南部は平年を下回ると予想した。北東部はおおむね平年並み。

8月の最高気温は南部や東部、北東部で平年を上回る可能性がある一方、北部や中央部の東部では平年並みか平年より低いと予想した。最低気温については、大半の地域で平年より高くなる見通し。

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