七夕飾り幻想的に 高岡でまつり開幕、7日まで

夜のまちなかを彩る七夕飾り=高岡市末広町

 高岡市の中心市街地で1日、高岡七夕まつり(富山新聞社、ラジオたかおか後援)が開幕した。メインストリートである末広町の「すえひろーど」をはじめ、各会場を大小さまざまの七夕飾りが彩った。夜になると行灯(あんどん)や提灯(ちょうちん)に明かりが入り、来場者は幻想的な雰囲気と町歩きを楽しんだ。

 すえひろーどでは、高さ最大13メートルの七夕飾りが並び、白いハトの飾りや青い提灯で世界平和を願ったものが注目を集めた。

 御旅屋セリオ前の通りでは、学校や団体などの七夕「マイ七夕」が4年ぶりに飾られ、ウイング・ウイング高岡では高岡商工会議所青年部が園児、児童の短冊を飾った「願い短冊の杜」が来場者を迎えた。

 クルン高岡でのオープニングでは、まつり実行委員会長の塩谷雄一同会議所会頭が「七夕まつりの期間を心から楽しんでほしい」とあいさつ。角田悠紀市長は大雨被害の早期復旧を願い、「高岡の願いを込めたまつり。被害に遭ったみんなを思い助け合ってほしい」と述べた。中川加津代市議会議長が祝辞を贈った。

 大型七夕の竹を提供した中越パルプ工業のマスコット「ちくりん」と市マスコット「利長くん」も登場し、出席者がスイッチを押して七夕飾りの提灯や行灯を点灯した。

 まつりは7日までで、歩行者天国は5、6日の2日間、コロナ前と同規模で実施する。5日は警察、消防、自衛隊車両を初展示し、音楽演奏などのステージも繰り広げられる。

 

  ●高岡万葉大使に中村、黒川さん

 高岡万葉大使の交代式も行われ、中村亜未さん(20)=高岡市、県立大3年=と黒川珠菜さん(21)=砺波市、富大3年=があいさつした。

新たに高岡万葉大使となった中村さん(左)と黒川さん

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