県の養殖ブランド「かぼすヒラマサ」の出荷式が1日、大分市豊海の市公設地方卸売市場であった。
「かぼす魚」シリーズとして、県漁協と県が共同開発した。2019年度から本格的に売り出している。餌にペースト状にした県産カボスの果皮を加えることで、爽やかな香りが漂うのが特長。
生産者を代表し、大分みらい水産(臼杵市市浜)の河野泰樹(ひろき)部長(30)が「県民に愛される魚に育てていく」と出荷宣言した。
市場関係者は活発な取引を願ってガンバローを三唱し、刺し身を試食した。
同社の生産計画は7千匹(約25トン)で、県内のほかに東京、大阪市場に9月末まで出荷する。10月からはかぼすブリに切り替わる。