前原誠司氏が国民民主党代表選に立候補を表明「自民の補完勢力にならない」

前原誠司氏

 国民民主党の前原誠司代表代行(衆院京都2区)は2日午前、国会内で記者会見を開き、任期満了に伴う党代表選(21日告示、9月2日投開票)への立候補を正式に表明した。「非自民非共産の枠組みの中で政策本位で野党協力、野党結集を進めて政権交代の道筋をつけたい」と語った。

 代表選には玉木雄一郎代表も立候補を表明しており、一騎打ちになる見込み。

 前原氏は党の基本姿勢として「自民党にしっかり対峙をし、自民の補完勢力にはならない」とし、「All for All(みんながみんなのために)」の理念の下、教育の無償化などに取り組むと述べた。

 「30年間、日本は凋落(ちょうらく)の一途で地方創生とか一億総活躍とか言葉は躍ったが地方の疲弊は止まらない」と自公政権を批判し、政権交代の必要性を強調した。

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