200人みこし渡御、がんがんいくぜ 山形・鳥海月山両所宮の例大祭

威勢のいいかけ声を響かせる、みこしの担ぎ手たち=山形市

 山形市の鳥海月山両所宮(中野俊助宮司)の例大祭が1日行われ、勇壮なみこし渡御が4年ぶりに市街地で繰り広げられた。

 鳥海宮と月山宮の両神を祭る本殿と同様にみこしは2基あり、氏子らでつくる「隨神(ずいしん)会」(峯田純会頭)などが夕方に宮出しした。日中の暑さが残る中、約200人が交代で担ぎ、宮町や銅町の通りに威勢のいいかけ声を響かせた。担ぎ手の木村洋祐さん(48)=自営業、寒河江市本町2丁目=は「(4年ぶりのみこし渡御が)こんなに楽しいなんて。暑い方が、がんがんいける」と額に汗を浮かばせていた。

 みこしは午後8時ごろに戻り、隨神門を通って境内へ。拝殿前で2基が激しくもみ合うと、詰めかけた多くの市民から大きな拍手と歓声が沸き起こった。

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