ビル火災事故再発防止へ…「消防運営協議会」で組織改革推進を確認 静岡市

静岡市消防局管内の3市2町で作る「消防運営協議会」が開かれ、殉職者を出した火災事故を繰り返さないよう、組織改革を進めていくことが確認されました。

この協議会には静岡市消防局管内の市長や町長らが参加し、2022年8月、静岡市葵区呉服町で起きたビル火災で、消火活動中に殉職した消防士に献花を行いました。この事故に関しては、外部の専門家らで構成する事故調査委員会が最終報告書をまとめ、1日 難波市長に提出しました。

協議会では、事故調査委員会がまとめた調査結果や再発防止策について今後の対応を話し合いました。協議会の会長を務める難波静岡市長は、組織文化の改革が必要であると述べました。

(難波市長)

「組織文化に問題があるのではという指摘が多くある、例えば風通しが悪いとか根底に問題があるのではという指摘なので、根底のところから変えていかないと真の意味で組織改革はできないと思う」

また、消防組織が広域化されて3年後に10年となるのにあたり、経費負担など様々なルール作りを進めていくことが決まりました。

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