札幌、五輪招致巡り住民投票を 市民団体が公開質問状

札幌市の担当者(左)に質問状を手渡す「札幌オリ・パラの是非は市民が決める・住民投票を求める会」の高橋大輔事務局長=2日午後、札幌市

 札幌市の市民団体は2日、市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致に関する住民投票の実施を求め、公開質問状を市に提出した。団体は9日を回答期限とし、その内容によっては署名を集めるとしている。

 提出したのは「札幌オリパラの是非は市民が決める・住民投票を求める会」。質問状は「多くの市民が意思を確認するための住民投票実施を求めている」とした上で、秋元克広市長に見解を示すよう求めている。

 団体の高橋大輔事務局長(62)は、市が行う意向調査では恣意的な質問があると主張。住民投票が行われることになれば、討論会などのイベントが行われるとした。

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