せんべいに合うコーヒー 八幡平・羽沢製菓、焙煎3種を販売

せんべいと合うコーヒーを考案した羽沢大貴さん

 八幡平市清水の羽沢製菓(羽沢憲英社長)は、自社のせんべいに合う3種の本格自家焙煎(ばいせん)コーヒーを販売している。昨年実家にUターンした羽沢社長の長男大貴さん(30)が考案。甘さや酸味、苦みなど豆の特徴を生かした焙煎やブレンドで約60年の伝統があるせんべいの味を引き立て、新たな「味力」を生み出している。

 5~7月に1種ずつ発売した。ブレンドコーヒー「ハザワブレンド中煎(い)り」(100グラム850円)はかんきつ系を思わせる酸味とキャラメルのような甘さで「南部せんべい厚焼オレンジピール」と相性抜群。「うす揚げかりんとう」と合う「ハザワブレンド深煎り」(同)は柔らかな甘さとほのかな苦みが特徴だ。ドリップバッグはどちらも1個180円。

 夏季限定の新商品「ミルクブリューバッグ」(5個入り1080円)は「南部せんべい落花生」と合うよう仕上げた。パックを牛乳に漬け込み冷蔵庫で冷やすと、チョコレートドリンクのような味わいとなり、子どもでも楽しめる。

 店頭のほか、同社ホームページのショッピングサイトでも購入できる。

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