東京シティ競馬では、7月31日〜8月4日までの期間、友好交流提携を結んでいる米国・サンタアニタパーク競馬場との友好交流記念イベント「サンタアニタウィーク」が実施されている。8月2日は大井競馬場で“JRAジョッキーズトーク“が実施され、武豊騎手、M.デムーロ騎手が登壇。トークを盛り上げた。
18時頃から始まった一度目のトークステージに上機嫌で登場した武豊騎手は、競馬場に来るなり馬券が2連勝。「御神本いいですね〜。馬を見ずに新聞だけ見て買ってます」と明かすと、それとは対照的にM.デムーロ騎手は馬体重見て、パドック見て、返し馬を見て買ったといい「マイナス5000円…」と、会場の爆笑を誘う軽快な掛け合いを披露した。
そしてTCK所属馬といえばということで、この春アメリカで活躍したマンダリンヒーローの話題に。サンタアニタダービーからケンタッキダービーへ参戦し、サンタアニタダービーではハナ差の2着と大健闘。
同馬のレース振りを見た武豊騎手は「正直少し驚きもありましたけど、嬉しかったですね。あそこまで行ったら勝って欲しかったですね。地方競馬の馬がケンタッキーダービに出るのは凄く大きいことだったと思いますし、心底応援出来ましたね」と、活躍を讃えた。
武豊「（パドックは）乗っていてもわからない」
また、地方競馬での馬券術を問われた武豊騎手は「難しいですよ。当たらない（笑）」と語りつつ、またパドックがどのくらい当てになるか？との問いには「（パドックは）僕はわからないですね（笑）。乗っていてもわからない。見たらもっとわからないんで、見ないで馬券は買います（笑）」と、独自の見解で会場を沸かせた。
●TCKとサンタアニタパーク競馬場との友好交流
東京シティ競馬(TCK)では、1995年にアメリカ西海岸にあるサンタアニタパーク競馬場と友好交流提携が結ばれた。以来、毎年TCKにおいては「サンタアニタトロフィー(SIII)」が、サンタアニタパーク競馬場では「TOKYO CITY CUP(GIII)」が交換競走として実施されているほか、騎手や調教師の交流も行われている。
