8月2日、大井競馬場で行われた11R・サンタアニタトロフィー（S3・3歳上オープン・ダ1600m）は、達城龍次騎乗の2番人気、シュアゲイト（牡6・大井・坂井英光）が快勝した。4馬身差の2着にピュアオーシャン（牡6・大井・森下淳平）、3着にタイムフライヤー（牡8・大井・村上頼章）が入った。勝ちタイムは1:38.3（重）。
1番人気で森泰斗騎乗、ヒーローコール（牡3・浦和・小久保智）は、10着敗退。
軽量51.5キロで4馬身差完勝
2番人気に支持された達城龍次騎乗、シュアゲイトが4馬身差の圧勝で重賞初制覇を飾った。スタートダッシュを決めてあっさりとハナへ。軽量を活かした軽快な逃げ脚を飛ばしていくと、3、4コーナーで後続を突き放していく形に。セーフティリードを保って直線に向くと、余裕のある走りで後続を突き放し、最後まで力強い脚取りで見事に逃げ切った。同馬は昨年9月に地方へ転籍後から8連勝中で、今回見事な逃げ切りで重賞初制覇となり9連勝を決めた。
1着 シュアゲイト
達城龍次騎手
「今日はいつもより入れ込んでるようでしたが、状態はいつもどおりで、返し馬でもいつもどおりかなと思いました。今日は51.5kgのハンデをもらっていましたので、少々ハイペースで逃げでも止まらないだろうと思っていましたので、逃げの戦法をとりました。向こう正面での手応えがよく、3～4コーナーで引き離す展開になりましたが、手応えはありましたので、このまま行けば１着を取れるだろうと早い段階から感じていました。（ゴールした瞬間の気持ちは）オーナー様、調教師、その他関係者のみなさまに感謝しています。今までこのようなフィールドで勝つことができなかったことは自分の未熟さが表向きになってしまって、そういう意味では反省している点もあります。（シュアゲイト号の今後の可能性は）まだまだ力はあると思いますので、これからも連勝を狙っていきたいと思います。（ファンヘメッセージを）今日は暑い中足を運んでいただいた方、テレビで観戦していただいてる方々、本当にありがとうございます。あと2日間大井競馬は開催していますので、応援のほどよろしくお願いいたします」
坂井英光調教師
「（重賞初制覇について）やっぱり嬉しいですね。ご存知のとおり、格上挑戦（B3からの挑戦）だったのでオープンに入ってどこまでやれるかが鍵でしたが、ハンデももらっていたので自分としては自信を持って挑みました。スタート出て最初の100ｍでいつものスタートダッシュが決まったので安心しました。（直線について）ゴールまで何があるか分からないですけど、あの時点でほぼ勝つのではないかと自信を持って観戦していました。（シュアゲイトの様子について）足元に少し不安がある馬ですが、スタッフもいつも良く面倒を見てくれていて状態に関しては前走同様、変わりなかったのでそこも自信を持って挑みました。（次走の予定は）一度休養をはさんでオーナーと相談しますが、格としてB1なのでまた賞金を加算して大舞台に戻ってきたいと思います。（ファンへメッセージを）シュアゲイトはこれからも楽しみな馬なので変わらず応援よろしくお願いします」
2着 ピュアオーシャン
石崎駿騎手
「あまり遅くなるとこの馬の良さが活きないので、重賞のペースだと気分良く走って、向こう正面でも息が入って、いい感じで競馬が出来ました。次に繋がると思います」
R.クワトロ「凄くいい脚は使ってくれた」
3着 タイムフライヤー
R.クアトロ騎手
「スタートは少し遅かったけど、最後はしっかり反応を見せてくれたので、フィニッシュとしては良かったです。凄くいい脚は使ってくれました」
10着 ヒーローコール
森泰斗騎手
「古馬のマイルのペースに戸惑った感じです…周りの圧もちょっと違いましたし、残念ではありましたけど、良い経験になれば」
シュアゲイト 25戦12勝
（牡6・大井・坂井英光）
父：キズナ
母：デフィニット
母父：Dehere
馬主：稲場澄
生産者：恵比寿興業株式会社那須野牧場
【全着順】
1着 シュアゲイト 達城龍次
2着 ピュアオーシャン 石崎駿
3着 タイムフライヤー R.クアトロ
4着 マムティキング 張田昂
5着 ダノンスプレンダー 吉原寛人
6着 エスポワールガイ 笹川翼
7着 マースインディ 藤本現暉
8着 リコーシーウルフ 今野忠成
9着 デュープロセス 御神本訓史
10着 ヒーローコール 森泰斗
11着 トランセンデンス 本橋孝太
12着 ロイヤルペガサス 和田譲治
13着 サブノハクタカ 町田直希
14着 ゴライアス 本田正重
