「場所を選ばない」バスケ 3×3 ひろしまゲートパークで開催 スリストム広島 参戦

オリンピックの正式種目にもなった3人制バスケ「3×3」。7月30日(日)は、初めて旧市民球場跡地にある「ひろしまゲートパークプラザ」が、プロリーグの会場となり、スリストム広島が参戦しました。

広島市の街中に突如、現れたバスケットコート…。3人制バスケ、3×3です。

時にはビル街で、さらにはショッピングモールの中と、全国各地・場所を問わず繰り広げられる戦い。各ラウンドで毎回、順位を決め、そこで獲得したポイントによってシーズンが争われます。

今回の広島ラウンドは、初めて広島市内での開催となり、旧市民球場跡地のひろしまゲートパークが会場となりました。

地元の声援を受けて戦ったのが、広島市西区を本拠地とするスリストム広島です。

グループA初戦の相手は、ソルビエント鎌倉逗子。試合序盤からスリストムがインサイドを中心に得点を重ねます。

3人制バスケでは、この通常ポイントが1点、半円の外から決めると2点。10分の試合時間でシュートは12秒以内に打たなければならず、スピード感ある試合展開が特徴です。

そんな目まぐるしい攻防の中、スリストムは、残り時間4分で 山本エドワード が、得意の2点シュートを沈めると、試合終盤にかけて連続得点! そのまま相手を突き放し、地元ファンに勝利を届けました。

そして2戦目は、ゼッスリー石川との対戦。この試合は相手の巧みなパスワークを前に、序盤から追いかける展開となります。

それでもスリストムは、山本エドワードの2ポイントシュート、さらにその山本が引きつけて、フリーのゴール下へパスと食らいつきます。

しかし、終盤で石川に連続ポイントを許し、突き放されると、最終スコアは16対21。1勝1敗となり、スリストムはホーム広島のラウンドで準決勝進出とはなりませんでしたが、悔しさとともに地元開催の喜びも噛みしめていました。

スリストム広島 山本エドワード 選手
「残念な結果で終わってしまったので、反省をして切り替えていきたい。本当にこれから盛り上がるスポーツだと思うので、もっと知ってもらって会場に足を運んでもらって楽しんでもらえるように自分たちも精一杯がんばりたい」

スリストム広島 仲摩匠平 オーナー
「まずは広島市で初開催することに意義・意味があると思うんですけど、さらにひろしまゲートパーク・旧広島市民球場跡地でできるのは、街としてもここをアーバンスポーツの聖地にしたいという思いも聞いたので、この場所で開催することができて本当によかった。『場所を選ばない』というのが、(3×3の)大きな特徴だと思うので、きょうの大会を皮切りに今後も広島市・広島県内で大会やイベントをしていきたい」

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