愛犬の『強がりサイン』3選!意地になっている時に見せる行動と飼い主がすべき対処法とは

犬も強がることがあるの?

犬は感情豊かな動物ですが、人間のように「強がる」ことがあるのでしょうか?

動物は怪我をしていたり、怖いと感じることがあっても強がってそれを表には出しません。弱さを見せると敵に襲われてしまうからです。

人と暮らしている犬達の場合は野生動物とは少し事情が違うかもしれませんが、犬にも野生の本能は残っていますし「弱そうなところは見せられない!」と虚勢を張ることがあると考えられます。

しつけをされ飼い主を信頼している犬は「嫌だけど頑張らなきゃ…!」と、動物病院やトリミングサロンなど苦手な場所でも耐えて強がることもあるでしょう。

正確にいうと、犬の場合は「強がる」というより「我慢している」といったほうが適切かもしれませんね。

愛犬が見せる『強がりサイン』

ここからは、犬が見せる強がりサインをご紹介します。愛犬に次のような仕草や行動が見られたら、強がって我慢している可能性が高いです。

1.体を低くしている

体を低くした姿勢で上目遣いをし、唸ったり吠えたりする行動は犬の強がりサインです。怖い物や初めて見る物、自分より強い相手と対峙した時にこの行動はよく見られます。

この時、犬は心の中で「怖い!逃げたい!でも立ち向かわなきゃ!」と葛藤しているはずです。

強がらない場合はさっさと逃げてしまう、お腹を見せて降参のポーズを見せるなどしますので、この行動をする犬はかなり強がっているといえます。

2.丸くなって震えている

寒い訳でもないのに犬が丸くなって震えている時は、何らかの痛みを我慢している可能性が高いです。

犬は痛みがあると「キャンキャン」と鳴くこともありますが、何も言わずにジッとしていることもあります。

愛犬の様子がおかしいと感じたら、すぐに動物病院で診察を受けましょう。

3.尻尾やお尻を丸めている

愛犬が尻尾やお尻を丸める仕草をしていると、多くの飼い主さんは「怖がってる」と判断すると思います。「うちの子ったら弱虫なんだから~」と感じる方もいるかもしれませんね。

しかし、この仕草も犬が強がっているサインだと考えることができます。

尻尾が下がって丸まっている時、犬は強い恐怖や不安を感じているはずです。それでも犬はその場から逃げずに留まっているのですから、かなり我慢して強がっているといえます。

愛犬が強がっている時の対処法

ここからは、愛犬が強がっている時の対処法をご紹介しましょう。

まず先ほども述べましたが、寒い訳でもないのに愛犬が丸まって震えている時は痛みを我慢している可能性が高いので、すぐに動物病院へ行ってください。

体を低くして相手に立ち向かおうとしている時は、状況によって対処を変えましょう。新しいオモチャや鏡にうつる自分の姿に強がっている場合は、見守っているだけで問題ありません。

もし相手が他の犬や動物、人間の場合、喧嘩になったり興奮した愛犬が人を噛んでしまう恐れがあるのでその場を離れましょう。他の動物を怖がってしまう愛犬には、社会化訓練をしておくのがおすすめです。

動物病院などで尻尾を丸めている愛犬には「偉いね!頑張ってるね!」と優しく声をかけて安心させてあげましょう。

まとめ

犬は、喜んでいる時はとても分かりやすいですが、強がったり我慢している時は少し分かりづらいかもしれません。

飼い主は愛犬の様子を日々観察し、今どんな気持ちなのかを察知して対処してあげるようにしましょう。うまく対処できるようになれば、愛犬が「ご主人は頼りになるなぁ」とあなたに信頼を寄せてくれるはずですよ。

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