中国電力 山口・上関町で検討「中間貯蔵施設」申し入れに抗議 広島の市民グループ

中国電力が山口県上関町に使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設を検討していることについて、広島の市民グループが抗議しました。

市民グループ
「広島市内の中心部からたったの80キロ少しの所に放射性廃棄物の処分場が作られようとしています。中間貯蔵施設が作られようとしています」

抗議したのは、市民グループの「上関原発止めよう!広島ネットワーク」です。中国電力は2日、原発の建設計画がある上関町に対し、使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設に向けた調査を申し入れました。

市民グループは、中国電力の本社前で施設の建設に反対するビラ配りなどをした後、担当者に抗議文を手渡しました。「使用済み核燃料の再処理工場が稼働できないなど、核燃料サイクル計画は破綻している」として、中間貯蔵施設の建設の検討を原発計画とともに撤回するよう求めています。

中国電力の担当者は、「関係部署に伝える」と話しています。

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