「夫の体が冷え、ひざを痛めて動けない」富士山須走ルートを下山中の40代男性を救助 家族4人で吉田口から登山、登頂後に異変か=静岡県警

8月3日午後、富士山須走ルートを家族4人で下山中の40代の介護士の男性が体調不良を訴え、静岡県警の山岳救助隊により救助されました。男性にけがはありませんでした。

警察によりますと、3日午後6時30分頃、「夫の体が冷え、ひざを痛めて動けない」と富士山須走口5合目付近を一緒に下山していた妻から警察に通報がありました。通報から約3時間後、御殿場警察署山岳遭難救助隊の隊員3人が須走口砂走り砂払い5合目付近で男性を発見、おぶって下山しました。男性はひざの痛みを訴えていましたが、けがはありませんでした。

救助されたのは、広島県広島市の介護士の男性(42)で、妻と子ども2人の家族4人で3日早朝から山梨県内の吉田口から登山を始め、午後2時頃に登頂。その後、須走ルートを使って下山する途中だったということです。男性とその家族はいずれも服装や靴などは登山用だったということですが、ヘッドライトなど、夜間登山の準備していませんでした。

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