台湾の蔡英文総統は3日午前、陳建仁行政院長(首相)とともに台風6号(カーヌン)対策に当たる中央災害対応センターを視察し、「中央政府の各部門は各地の状況を把握して随時支援を行い、国民の生命と財産の安全を確保する」と強調した。
蔡氏は、市民に対しできる限り外出を避けるとともに、河川や海辺などの危険な場所には近づかないよう求めた。海沿いの低地では浸水に注意が必要だとした。
陳氏は、中央災害対応センターは設立以来、排水施設の整備や警戒区域における対応、孤立状態となる恐れのある地域への警戒、デング熱の感染拡大防止などに取り組んでいると説明した。