リニア工事“発生土”置き場で議論も...リスク評価でまとまらず平行線 静岡県とJR東海

リニア中央新幹線のトンネル工事に伴う課題などを議論する静岡県の専門部会が8月3日、県庁で開かれ、発生土置き場に対するリスクの評価基準で意見がまとまらず、議論は平行線をたどりました。

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3日開かれた県の専門部会では、JR東海がリニア工事で発生する土の置き場について、評価シミュレーションを示し、発生土置き場による影響を説明しました。

一方で、委員からはツバクロ発生土置き場について様々なリスクがあり、検討が必要だという指摘がありました。

<JR東海中央新幹線推進本部 澤田尚夫副本部長>
「ゼロではないリスクを何をもってよしとするか、ダメとするかで事業の可否が決まる。その評価を何でするか」

JR東海は場所の選定について、盛り土が崩壊した場合、人命や財産にどう影響するかの基準で評価したといいますが、県や委員との議論はかみ合いませんでした。

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