日本航空 新千歳空港で作業車両にバイオ燃料

新千歳空港で、空港内の作業用車両に、天ぷら油などの廃食油を原料とした燃料を用いる実証実験が始まりました。JAL(日本航空)が二酸化炭素の排出削減への取り組みとして始めました。燃料の原料は、セコマの店内調理で発生する廃食油です。セコマのグループ会社「白老油脂」がこの廃食油を用いてバイオ燃料濃度100%の「B100燃料」を製造。JALが空港内で、航空貨物や手荷物を運搬する車両に使います。軽油を混ぜることなく使うことで、二酸化炭素の排出量を1リットル当たり2.6キログラム削減する効果があるということです。地産地消の循環型エネルギーを目指しています。

JAL秋山支店長「航空業界としてのネットカーボンゼロの実現はもちろんのこと、(道の)ゼロカーボン北海道、(千歳市の)ゼロカーボンシティ構想の実現にもしっかりと貢献していきたい」

実証実験は11月14日まで行う予定です。

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