エジプトと交流深めて 広島大学で「大エジプト博物館」シンポジウム

世界最大級となる大エジプト博物館の建設支援や、文化交流を目的としたシンポジウムが、広島大学で開かれました。

3日のシンポジウムから
「ツタンカーメンの死因というのは、いくつか考えられているんですけど、外傷と感染症によって亡くなったのではないか。マラリアとかにも感染しましたし」

シンポジウムは、広島大学の創立150周年を記念して開かれ、エジプトの前考古大臣、マムドーハ・エルダマティ 博士と広島大学の 越智光夫 学長が「ツタンカーメンと古代の病」をテーマに対談しました。

広島大学は、カイロ大学などエジプトにある11の大学や研究機関と連携協定を結び、交流を続けています。

また、JICAなどが支援するエジプトのギザで建設中の大エジプト博物館についても紹介されました。

敷地面積はマツダスタジアムの10倍の50万平方メートル。およそ5000点のツタンカーメンコレクションやクフ王の船など、収蔵品は10万点を超え、単一の文明を扱う博物館としては最大級です。

館内の表記はアラビア語と英語と日本語になります。

広島大学 越智光夫 学長
「エジプトの方は非常に親日的だと思っていますし、いっそう学生交流、あるいは研究者交流は盛んにしていきたい」

広島大学は、博物館などと協力してエジプト文化との交流を続けていきたいとしています。

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