2人組ユニット「ビタースウィート」8枚目の新譜リリース 長崎出身・田﨑あさひさん 楽曲作りの抱負語る

新譜をリリースしたビタースウィートの田﨑(左)と長谷川=長崎新聞社

 長崎市出身の田﨑あさひ(27)と新潟県長岡市出身の長谷川萌美(29)の2人組女性ボーカルユニット「Bitter & Sweet(ビタースウィート)」が8枚目の両A面シングル「私が飛行機を嫌いな理由(わけ)/雪と花火」をリリースした。長崎新聞社を訪れた田﨑は、古里長崎を思って作詞した「私が飛行機を-」に込めた思いなどを語った。
 “ビタスイ”は、レコード会社のオーディションでグランプリを獲得した2人で2013年12月に結成したJポップデュオ。透明感あふれるハーモニーが持ち味で、関東を中心にライブ活動を行っている。
 歌手になるため高校2年の時に上京した田﨑。「私が飛行機を-」の歌詞では、長崎空港から東京に旅立つ時に込み上げてくる切なさや、東京のビルの隙間から飛行機を見ると古里に帰りたくなってしまう気持ちなどを表現。先月、長崎市であったイベントで歌った時には感情が入りすぎて涙ぐんでしまったという。
 これまでも作詞はしてきたが、CDリリースされたのは初めて。田﨑は「上京して10年。歌詞にあるように、がむしゃらにやってきた。今後の目標の一つは作詞、作曲の両方を手がけた曲をリリースすること。最近はバラード系が多かったので、ファンと一緒に盛り上がれる曲やロックテイストの疾走感のある楽曲も作りたい」と抱負を語った。
 9月から始まる全国ツアー「Bitter & Sweet わた雪TOUR 2023~凱旋するよ!」の一環で、10月21日には長崎市のSTUDIO DO!で凱旋ライブも予定している。
 「私が飛行機を嫌いな理由/雪と花火」(アップフロントワークス)は1200円。「雪と花火」は長谷川が作詞。「雪が祖母、花火が祖父という設定で、長岡市の四季の情景を2人の物語に重ねた曲」という。

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