世界の甲虫類がずらり 宇都宮で石川さん収集の標本展示

カブトムシの標本を手にする石川さん(左)と芳村さん

 【宇都宮】野鳥の剥製などを展示している芳村野鳥自然博物館(緑2丁目)で、カブトムシなどを集めた甲虫類展が開かれている。土日のみ開館し、27日まで。

 同館は西原町、会社役員芳村安司(よしむらやすし)さん(85)が2004年に開設した。野鳥や動物の剥製をそろえるほか、環境教育活動を推進している。こうした芳村さんの活動に対し、学生時代から甲虫採集が趣味の県職員石川郁太郎(いしかわいくたろう)さん(32)が意気投合。石川さんのコレクションを披露することにした。

 展示している標本は、石川さんが飼育したカブトムシやクワガタ約100点、世界で収集したフンコロガシなど数百点。石川さんは「フンコロガシは地域によって大きさや色が異なる。多様性に富んでいる生き物を知ってほしい」と話した。

 午前10時~午後4時半。入場無料。(問)同館028.645.8935。

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