犬にも『反抗期』がある?3つのサインと飼い主がすべき適切な対応を徹底解説

犬にも反抗期がある!?

結論、犬にも反抗期がある!!一生涯に1回~3回の反抗期を迎えることがあります。

個体差はありますが、ほとんどの犬に反抗期を迎える時期やタイミングがあります。急に言うことを聞かなくなったり、問題行動が増えたり、飼い主を困らせる愛犬の謎の行動は、反抗期が原因かもしれません。

犬が第一次反抗期を迎えるのは、生後6カ月を過ぎた頃です。自我が芽生えてくる時期であるため、反抗的な態度や行動が目立つようになります。

犬が第二次反抗期を迎えるのは、1歳半前後の頃です。成犬とは呼ばれますが、肉体的にも精神的にもまだまだ幼さが残る頃ですよね。所有欲や独占欲の芽生えから反抗的な態度や行動を見せることがあります。

犬が第三次反抗期を迎えるのは、3歳頃でしょうか。肉体的にも精神的にも成熟が見られる頃ですよね。自我や好き嫌いがハッキリとしてきたことで、反抗的な態度や行動を見せることがあります。

そして、第四次反抗期があるとすれば、介助や介護が必要になるシニア犬や老犬と呼ばれる頃です。体に不自由が出る頃ですよね。思うように動かせない体に歯がゆさを感じ、イラ立つ気持ちから反抗的な態度や行動を取ってしまうことがあります。

犬が反抗期になっている時のサイン

1.今までできていたことが急にできなくなる

今までできていたことが急にできなくなるのは、犬が反抗期になっている時のサインです。

  • 室内のトイレ以外の場所で排泄をする
  • おすわりや待てなどのコマンドに従わなくなる

トイレがちゃんとできなくなってしまうのは困りものですよね。ラグやマットでの粗相ならまだ良い方で、洗濯することができないソファーや布団の上で粗相をしてしまうことがあります。

覚えたことを忘れてしまったわけではなく、飼い主への反抗的な態度や行動であり、わざと困らせるようなことをしているのです。

2.激しく吠えて止められなくなる

犬が激しく吠え、飼い主にも止められなくなるのは、犬が反抗期になっている時のサインです。

ちょっとした物音に敏感に反応して激しく吠えたり、すれ違う人や犬に激しく吠えたり、無駄吠えをすることがなかった犬に急激な変化が起こることがあります。

警戒心や恐怖心を強めてしまっているのではないかと思います。自分のことを驚かせたり怖がらせたりするものに対して反発し、攻撃的な態度や行動を見せてしまうのです。

もしかすると、自分自身では上手く感情をコントロールすることができなくなっているのかもしれません。まるで思春期の子供みたいですよね。

3.飼い主に唸ったり噛んだりする

飼い主に唸ったり噛んだりするのは、犬が反抗期になっている時のサインです。

おやつがほしい、遊んでほしいなどの要求に応えてもらえなかった時。まだお散歩したいのに帰ろうと言われた時。放っておいてほしいのに構われた時。

このように、気に入らないことが起きた時、飼い主に唸ったり噛んだりすることがあります。わがままを通そうとしているのです。

反抗期中の愛犬に対して飼い主がすべき適切な対応

叱ったり怒ったりしないこと

犬の反抗的な態度や行動には、叱ったり怒ったりしない方がよいです。おとなしくなるかと思いきやまったくの逆効果で、さらに反抗したい気持ちをあおってしまうことがあるからです。

無視をするのではなく、これまで通りの優しい飼い主の姿で対応するとよいと思います。「ダメ!」と厳しく叱りつけるのではなく、「ダメですよ~」と優しく声をかけてあげてください。

肉体的にも精神的にも満足させてあげること

今すぐお散歩に行きたいんだ!まだ帰りたくないんだ!と、反抗的な態度や行動を見せることが増えた時は、運動量を増やしたり、運動強度を増やしたりすることで、肉体的に満足させてあげることができると思います。

精神的なストレスが、反抗的な態度や行動を強めてしまうことがあります。運動不足も原因のひとつですが、飼い主や家族とのスキンシップやコミュニケーションの不足も原因になることがあります。

お留守番の時間を少しでも減らしたり、ストレスのない生活環境作りをしたりするとよいと思います。

まとめ

犬が反抗期になっている時のサインを3つ解説しました。

  • 今までできていたことが急にできなくなる
  • 激しく吠えて止められなくなる
  • 飼い主に唸ったり噛んだりする

犬にも反抗期があります。愛犬が反抗的を迎えた時、困りごとや悩みごとが増え、飼い主にとっても肉体的・精神的な負担が増えるかもしれません。

犬が反抗期になっているサインが見られる時は、とにかく冷静に、これまでと同じように愛情を持って接してあげることが大切だと思います。

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