今夏加入のギュンドアン、開幕前にバルセロナ退団の可能性も

写真:負債が一掃されない場合、ギュンドアン退団の可能性も ©Getty Images

契約満了に伴ってマンチェスター・シティを退団し、フリートランスファーでバルセロナに移籍したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンだが、その契約には特別な条項が含まれているようだ。

スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』によると、バルセロナは8月13日にラ・リーガ開幕節のヘタフェ戦を控えているが、この試合までにギュンドアンの選手登録ができなかった場合、ギュンドアンは一切の違約金を支払うことなくバルセロナとの契約を解除できる条項が存在するという。

加えて、バルセロナ側には契約1年目の年俸に相当する額をギュンドアンに支払う義務が生じるという。

過去にスペイン『マルカ』紙電子版が伝えたところによると、バルセロナは現在、6000万ユーロ(約93億7840万円)の負債を抱えており、これを一掃できなければギュンドアンやスペイン代表DFイニゴ・マルティネスら、新たに獲得した選手の登録ができない状態となっている。

つまり、このまま負債を解消できずに開幕戦を迎えた場合は、契約したばかりでプレシーズンマッチでも印象的な活躍を見せているギュンドアンから一方的に契約解除を通告されるだけでなく、チームに在籍しない選手に対して報酬を支払わなければならなくなる可能性がある。

バルセロナは現在、フランス代表FWウスマン・デンベレのパリ・サンジェルマンへの移籍決定が秒読み段階となっている。彼の移籍金としては5000万ユーロ(約78億1530万円)程度が見積もられており、この交渉が締結した場合はギュンドアンの残留にも一歩近づくことになる。

© 株式会社SPOTV JAPAN