「実現していたらサッカー界が激変してた」スーパースター10名の驚愕移籍の噂

サッカー選手には移籍がつきものであり、毎年のように多くの取引がチーム間で行われることになる。

今回は『Planet Football』から「サッカー界が激変していたかもしれないスーパースターの移籍話」をお送りする。

ジョゼップ・グアルディオラ

移籍する噂があったクラブ:ウィガン・アスレティック

2018年2月、マンチェスター・シティの監督を務めていたジョゼップ・グアルディオラは、FAカップでのウィガン・アスレティック戦を前に以下のように明かしている。

『2005年にウィガンがプレミアリーグに昇格したとき、もう少しで加入するところだった。しかしジミー・ブラードやグレアム・カバナーと中盤を争うには十分ではないと判断された。イングランドでプレーしたかったけどできなかったんだ』と。

ロナウジーニョ

移籍する噂があったクラブ:ブラックバーン・ローヴァーズ

バルセロナで活躍したロナウジーニョ。ACミランに所属していたとき、ブラックバーン・ローヴァーズは3年間で2000万ポンドという大きなオファーを彼に送っていたという。当時の会長は「BBC」に対して以下のように話した。

「彼はイングランド・プレミアリーグでプレーすることに熱心だった。それが我々に有利だと思ったが…」と。残念ながらロナウジーニョはその誘いには乗らず、2011年にフラメンゴへと移籍して帰国した。

フィルヒル・ファン・ダイク

移籍する噂があったクラブ:クリスタル・パレス

セルティック、サウサンプトンで活躍したのちにリヴァプールへと移籍し、世界最高のセンターバックとして知られる存在になったオランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイク。しかしある時にはクリスタル・パレスに移籍する可能性があったそうなのが、それは実現しなかった。

かつてクリスタル・パレスを2回率いたニール・ワーノック氏は、後に「600万ポンドで獲得できるチャンスがあったが、チーフスカウトが『ファン・ダイクはスピードがなさすぎる』と判断していた」と明かしている。もったいない…。

ディエゴ・マラドーナ

移籍する噂があったクラブ:シェフィールド・ユナイテッド

1978年にシェフィールド・ユナイテッドの監督ハリー・ハスラムがアルゼンチンへとスカウティングに赴いた際、発見したのは当時17歳のディエゴ・マラドーナだった。20万ポンドで獲得するようクラブに促したが、それは拒否されてしまった。

結局シェフィールド・ユナイテッドはより安いアレハンドロ・サベーラ(彼も後にアルゼンチン代表監督を務めた)を獲得したが、チームは2部から3部へ降格することに。マラドーナを逃したことは痛かった。

ロベルト・レヴァンドフスキ

移籍する噂があったクラブ:ブラックバーン・ローヴァーズ

非常に有名な話であるが、ロベルト・レヴァンドフスキはブラックバーン・ローヴァーズに加入することがほぼ決まっていた。それを撤回させたのは2010年に発生したアイスランドの火山噴火である。

当時21歳のレヴァンドフスキは契約のためにイングランドへ渡る予定だったが、航空便が火山の噴火ですべて止まってしまい、向かうことができなかった。そしてレフ・ポズナニでプレーを続けることになり、後にボルシア・ドルトムントで大ブレイクする。

ジネディーヌ・ジダン

移籍する噂があったクラブ:ブラックバーン・ローヴァーズ

なぜかこの手の噂が多いブラックバーン・ローヴァーズ。1994-95シーズンにプレミアリーグを制覇したチームのスタッフは、さらにクラブを上に引き上げるためにボルドーからジネディーヌ・ジダンを獲得したいと考えていた。

しかしながら、ブラックバーン・ローヴァーズは当時の中心選手ティム・シャーウッドがいるのにジネディーヌ・ジダンを獲得するということに難色を示し、クラブ側から交渉を打ち切っている。

アンドレス・イニエスタ

移籍する噂があったクラブ:グラスゴー・レンジャース

バルセロナの魂の一人であったアンドレス・イニエスタであるが、彼は18歳の頃にグラスゴー・レンジャースからオファーを受けていたという。

バリー・ファーガソンが退団したレンジャーズの監督アレックス・マクリーシュは、その後釜としてバルセロナの若手であったイニエスタに目をつけた。ただ、それは選手側が最終的に拒否したことから実現に至らなかったという。

アンドリー・シェフチェンコ

移籍する噂があったクラブ:ウェストハム・ユナイテッド

シェフチェンコ自身は加入に近づいたことを否定しているのだが、ウェストハム・ユナイテッドの元監督ハリー・レドナップは「クラブ側からシェフチェンコを断った」と明かしている。

「シェフチェンコから売り込みを受けたのは彼が19歳のころだ。3~4日の練習参加に招待し、バーネットとの練習試合でプレーしたのを覚えている。プレーは良かったが、現有の選手と問題を抱えていて、さらに100万ポンドを要求されていたので断らざるを得なかった」とのこと。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ

移籍する噂があったクラブ:QPR

これも非常に有名な話であるが、17歳のズラタン・イブラヒモヴィッチは1998年にQPRで加入に向けたトライアルを受けていた。しかしコーチの一人が彼に激しいタックルをした際、イブラヒモヴィッチは「くたばれこの野郎」と罵声を浴びせ、それですべてが終わったという。

また、その後アーセナルからもトライアルのオファーを受けたものの「ズラタンはオーディションを受けない」と答えて拒否している。QPRのときの悪い思い出があったからだろうか。

ヨハン・クライフ

移籍する噂があったクラブ:ダンバートン

あの世界的レジェンドであるヨハン・クライフが、33歳のときにスコットランド2部のダンバートンに移籍する可能性があったことは有名だ。実はクライフ自身がイギリスでプレーしたいと考えており、いいタイミングでのオファーだったという。

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ところが、後にクライフが語ったところによれば「スコットランドからのオファーには誘惑されたよ。それは昔からやりたいと思っていたことだからだ。ただ、その一方でもう33歳と年を取りすぎていたことも事実で、筋肉が固くなっていた。寒い国に行くと問題が出そうだった」と熟考の末に断ったことを明かしている。

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