有機フッ素化合物「PFAS」検出問題で血液検査結果の住民説明会 愛知・豊山町

愛知県豊山町で水道水に使う地下水から、発がん性が疑われる有機フッ素化合物「PFAS」が検出された問題で、血液検査の結果についての住民説明会が、5日開かれました。

この問題はおととし3月、豊山町の豊場地区などに水道水を送る配水場の地下水から、国が安全と定める数値の3倍以上にあたる量の「PFAS」が検出されたものです。

これを受け市民団体はことし6月、周辺住民の血液検査を実施。54人中25人の血中濃度がアメリカの学術機関が定める指針値を超えていました。

5日は、血液検査の結果を住民に説明するとともに、医師による医療相談会が開かれました。

「経過をみればいいよってことだったので安心した」(医療相談を受けた住民)

市民団体は今後、近隣の病院に、健康相談ができる「PFAS外来」の設置を求めていくということです。

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