中能登町坪川の田んぼで5日、女性チームによるドローンでの農薬散布が行われた。日本ドローンズ(同町)が、連携する日本唯一の女性専用ドローンスクールの卒業生でつくる「チームはちどり」に実践の場を提供した。日本ドローンズによると、女性のみのチームによるドローンの農薬散布は北陸初となる。
日本ドローンズが坪川地区の農業団体から依頼を受けた青田で、チームはちどりの飯原夏子代表ら4人がドローンを操縦し、カメムシ防除の薬をまいた。
ドローンを活用することで農業の負担軽減と女性の活躍が期待されている。チームはちどり唯一の県内メンバーである木下真紀さん(52)=金沢市=は「実際に現場に立つことで自分の課題も分かった。技術をしっかり身に付け、地域の農家のお手伝いができたらうれしい」と話した。