エムザの屋上に広がる輪 むさし盆踊りに1000人

金沢エムザ4階屋上の特設会場で踊りの輪を広げる来場者

  ●商店街活性化協が初開催

 金沢中心商店街武蔵活性化協議会の「金沢むさし盆踊り」(北國新聞社特別協力)は5日、金沢エムザ4階屋上で開かれた。商いのまちをアピールする初めての試みで、協議会によると5時間で約千人が来場。まちなかに「いいね金沢」の音色が響く中、浴衣姿の参加者は暑さを忘れて踊りと笑顔の輪を広げた。

 屋上に心地よい風が吹く中、盆踊りは午後7時にスタート。来場者は屋上中央に組まれたやぐらの周囲に集まり、地元ゆかりの「よこチラ!音頭」や「百万石音頭」に合わせて踊った。

 会場には、駄菓子やラムネを扱う縁日コーナーが設けられた。獅子舞の演舞や太鼓の演奏、フラメンコも披露され、家族や友人連れを楽しませた。

 北國新聞を見て訪れたという内灘町の三浦弥生さん(38)は「屋上で盆踊りはとても新鮮で面白い」と話した。友人の川口やすよさん(36)も「プールなど、屋上でもっといろんなことを企画してほしい」と期待を寄せた。

 武蔵活性化協議会は武蔵、近江町、尾張町、横安江町、彦三の五つの商店街などで構成される。盆踊りはエムザの屋上の存在を広めるとともに、中心部をさらに盛り上げようと企画した。中島祥博会長は「想像以上に多くの人に来てもらえた。今後もぜひさまざまな催しを計画し盛り上げていきたい」と話した。

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