手取に大輪2万発 4年ぶり、北國大花火川北大会

夜空に光の大輪が咲き乱れた北國大花火川北大会=5日午後8時45分、川北町の手取川簡易グラウンド(多重露光)

 第38回川北まつり(同実行委主催、北國新聞社共催)のフィナーレを飾る北國新聞創刊130年記念北國大花火川北大会(北國新聞社主催)は5日、川北町の手取川簡易グラウンドで行われ、4年ぶりに北陸最大級の約2万発が豪快に打ち上げられた。華やかな大輪が真夏の夜空と穏やかな川面を染め上げる圧巻の光絵巻に、約10万人(主催者発表)の見物客から大きな拍手が沸き起こった。

 4部構成の大会は午後8時15分、太鼓の乱打に合わせて4531発のオープニングスターマインで幕を開けた。全国の花火師の創作性あふれる「北國芸術花火」や、新作の10号玉「三(み)重芯(えしん)マーブル牡丹(ぼたん)」をはじめとする多彩な大玉が次々と夜空に大輪を描いた。

 クライマックスに個人協賛を募った2千連発の創作スターマイン「川北爛漫(らんまん)」や6千発乱れ打ち「未来への歩み」が披露されると、観衆の盛り上がりは最高潮に達した。

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