北海道で大雨、雨竜川が氾濫 大気不安定、災害警戒

 前線に暖かく湿った空気が流れ込み、北海道では6日、断続して激しい雨が降った。1級河川の雨竜川では、深川市付近で氾濫が発生。気象庁は7日にかけて、大気の不安定な状態が続くとして、河川の氾濫や土砂災害に厳重な警戒を呼びかけた。

 気象庁によると、3日からの総雨量が、8月の平年1カ月分を超えた地点もある。ピークは過ぎたが、これまでの大雨で地盤が緩んでいる場所や増水している河川があり、少しの雨でも土砂災害や洪水の危険度が高まる恐れがある。

 3日午前3時の降り始めから6日午後4時までの降水量は、幌加内町朱鞠内で241.0ミリ、滝上町で194.0ミリなど。

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