涼しい頂上、山野草カラフルに見頃 滋賀・伊吹山、ドライブウェイで訪れて

青空の下、見頃を迎えたシモツケソウなどの山野草(米原市・伊吹山)

 滋賀県内最高峰の伊吹山(1377メートル、米原市)の山頂付近で、色とりどりの山野草の花が見頃を迎えている。群生するピンク色のシモツケソウなどが、訪れた人たちの目を楽しませている。

 伊吹山山頂では春から秋にかけて多くの花が咲く。地元ボランティアが中心となり山野草の保護に取り組んでいる。黄色のキオンが咲き誇る西登山道を登ると、柵に囲まれた1000平方メートルの斜面にシモツケソウが咲きそろい、青のルリトラノオ、黄のメタカラコウ、白のシシウドなどが彩りを添える。

 山頂付近は麓に比べて気温が8度ほど低く、強い日差しでも心地よい風が吹き抜ける。ハイキング客らが「きれい」と感嘆の声を上げながら写真に収めていた。8日ごろまで楽しめるという。ドライブウェイは有料。登山道は7月中旬の大雨で麓からの登山の自粛が続いている。

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