広島に原爆が投下されて78年となった6日、山形市役所前で「千年和鐘(わしょう)」の打鐘式が行われ、市民らが犠牲者の鎮魂と恒久平和を祈り、鐘を突いた。
市や自治推進委員長連絡協議会などから約30人が参列した。高倉正則副市長が「戦争の悲惨さを風化させず、平和を希求する事業を今後も推進する」との佐藤孝弘市長のメッセージを代読し、長谷川幸司市議会議長があいさつした。出羽小6年土橋怜生君(11)が平和都市宣言を読み上げ、参列者が鐘を突き、核兵器廃絶や世界平和の実現への思いを新たにした。
長崎市出身の父と共に出席した土橋君は「ロシアのウクライナ侵攻などは、あってはならないこと。世界から戦争がなくなってほしい」と話した。打鐘式は長崎原爆の日の9日、終戦記念日の15日にも行われる。