「仙台七夕まつり」が開幕 4年ぶり制限なし

色とりどりの吹き流しをくぐり抜けて進む来場者=仙台市

 仙台市の夏を彩る「仙台七夕まつり」が6日、開幕した。4年ぶりに制限がなくなり、観光客が吹き流しをかき分けるようにして進む景色が中心商店街に帰ってきた。

 色とりどりの和紙で作った吹き流しが風になびく。新型コロナウイルス対策のため、手で触れないよう高さ2メートル以上離すとした制限は撤廃され、飲食物の店頭販売も解禁された。大型飾りは去年より30本ほど多い約250本を数え、コロナ禍前の8割強に戻った。東北の祭りを巡っている神戸市の長田奈緒子さん(43)は「今年はどこも暑すぎ。アーケード街でクールに楽しめていい」と話した。

 主催するまつり協賛会は中心商店街の大型飾りを対象に、観光客の投票でグランプリを決めるコンテストを初めて開催。8日までの期間中、200万人の人出を見込んでいる。

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