涼を呼ぶ音色 手作り風鈴 大田原でワークショップ

芸術家(左)と共に風鈴を作る子ども

 【大田原】国内外の芸術家が市内に滞在し創作活動を行う市の「アーティスト・イン・レジデンス大田原2023」が始まり、中野内の市芸術文化研究所で6日、小中学生が芸術家と触れ合いながらオリジナル風鈴を作るワークショップが開かれた。

 小中学生と保護者約30人が参加し、国内や台湾、フランスの彫刻、絵画の招聘(しょうへい)作家3人と共に活動。用意された粘土製のパーツを糸でつなぎ、ビーズなどで飾り付けたり、絵の具で色や模様を付けたりして作り上げた。

 猛暑の作業だったが、風鈴は涼しげな色も目立ち、涼を呼ぶ音を響かせた。

 西原小2年関森羽花(せきもりはな)さん(7)は「風鈴はきれいにできた。からんからんと音もきれい」と笑顔。同長谷野(はせの)まどかさん(8)は「(外国の芸術家は)言葉が違って分からなかったが、ちゃんと関わることができ、自分がすごいと思った」と話した。

 作家たちは市内でシャッターアートの公開制作などに当たっている。

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