野性味あふれる動物を間近で「夜の動物園」が人気 飼育員らによるワンポイント解説で裏話も 広島

福山市の動物園で動物の夜の生態を観察できる「夜の動物園」が開催されています。

いつもは閉園している夕暮れに、福山市立動物園には多くの人が集まっていました。気温が落ち着き、行動が活発になった動物たちを観察する「夜の動物園」です。

飼育員
「今オヤツを食べてくれているのはアムールヒョウのメスの名前はピンちゃんといいます」

不定期で行われる飼育員からのワンポイントガイドです。飼育員だからこそ知っている動物たちの裏話に来園者は興味津々です。

飼育員
「今食べているお肉なんですがこれなんのお肉かというと馬肉、馬のお肉ですね。野生の個体に比べると運動量が限られますので、あまりカロリーの高いものを与え過ぎると必要以上に太っちゃうので、そういったことがないように」

猛獣ゾーンは野性味あふれる動物を間近で観察できることからこの日を楽しみにしていた多くの人たちが集まっていました。

この動物園で生まれたアミメキリンのオス「はっさく」にエサをやりながら飼育員が解説をしました。

飼育員
「キリンの特徴のひとつ食べ方は長いベロが見えますか?長い舌で木の葉っぱを巻き取って食べています」

それぞれの動物が野生的な一面を見せてくれるのが、この「夜の動物園」の見どころです。

来園者
「日中よりもハキハキ動いてる。こんな光景初めて見たと思った」
「昼には行動しないような動物たちも見られてすごく珍しいので楽しいです」

「夜の動物園」は、8月の毎週土曜日に開催しています。子供たちの夏休みの思い出として、昼間とは違った楽しみ方ができる動物園に家族で訪れてみてはいかがでしょうか。

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